漢方養生学研究会

季節や状況に合わせて・・・

ひとことに「風邪」といっても、寒気がしてサラサラした鼻水が出る状態なのか、それとも熱っぽく口の中が乾いて喉が痛い状態なのか、症状によって適切な対処方法や食事が、まったく違うことをご存知でしょうか?

例えば、昔からお馴染みの「葛根湯」は、身体を温め、強い発汗作用があるので、寒気がする風邪の初期症状にはよく効きますが、熱っぽく喉が痛む状態では、飲むとますます熱が上がり、かえって症状を悪化させてしまいます。

また、普段口にする食物にも効能が期待できるものがあります。寒気がするときは、身体を温める性格のショウガやネギなどを摂り、すでに熱っぽいときは、身体の熱を冷ます性格の大根などを摂っていれば、むやみに薬を飲まなくても症状は改善されます。 

人にも性格があるように、食物や薬もそれぞれの性格を持っています。そして人は、両親から受け継いだ体質もみな違うので、最適な対処法は人によって少しずつ違うわけです。